遠距離、恋愛。-二人の距離-
「遅れるなら、事前に連絡くださいよ」
俺の上司に当たる人にちょっと叱られたけど、会議も伸びていたらしく、お客さんには迷惑をかけることがなかったのでほっとした。
今日の俺の仕事は、夕方から夜の接待までの時間、お客さんの希望でショッピングに付き合うこと。
事前にリサーチしておいたいくつかのお店を案内して、質問されたことに答えたりして。
俺自身も、6年海外生活をしていて小学6年生以来の日本なので、知らないことも多くて。
俺と一緒にお客さんを案内している、英語のできない女性の説明を、ただ通訳しているだけだった。
なんだかそれも情けなくて、自分ですべて説明出来たらもう少し仕事ができるようになるんじゃないか、とあれこれ悩みも増えてきた。
「では、そろそろ会場へ向かいましょうか」
一通り店を回り終えたころ、ちょうどいい時間になったようで。
会社の車に乗り込み、接待会場である料亭へと向かう。
「すげ・・・」
思わず、声が漏れてしまうほどの門構えのお店で降ろされて。
こんな高級そうなお店へ入ったことのない俺。
「大丈夫だから付いてきてね」
そんな俺の不安が感じ取れたのか、笑いながら俺に声をかけるとお客さんを連れて中へとはいって行った。
俺の上司に当たる人にちょっと叱られたけど、会議も伸びていたらしく、お客さんには迷惑をかけることがなかったのでほっとした。
今日の俺の仕事は、夕方から夜の接待までの時間、お客さんの希望でショッピングに付き合うこと。
事前にリサーチしておいたいくつかのお店を案内して、質問されたことに答えたりして。
俺自身も、6年海外生活をしていて小学6年生以来の日本なので、知らないことも多くて。
俺と一緒にお客さんを案内している、英語のできない女性の説明を、ただ通訳しているだけだった。
なんだかそれも情けなくて、自分ですべて説明出来たらもう少し仕事ができるようになるんじゃないか、とあれこれ悩みも増えてきた。
「では、そろそろ会場へ向かいましょうか」
一通り店を回り終えたころ、ちょうどいい時間になったようで。
会社の車に乗り込み、接待会場である料亭へと向かう。
「すげ・・・」
思わず、声が漏れてしまうほどの門構えのお店で降ろされて。
こんな高級そうなお店へ入ったことのない俺。
「大丈夫だから付いてきてね」
そんな俺の不安が感じ取れたのか、笑いながら俺に声をかけるとお客さんを連れて中へとはいって行った。