遠距離、恋愛。－二人の距離－
なんだかどうしたらいいのかわからないけど、手をつけないのも失礼だと思い、合間を見て頑張って食べるんだけど。

きっと、すごくおいしいであろう料理の味もなんだかわからないくらい緊張していた。

そんな時間は経つのが遅くて。

やっと終わった頃にはなんだか胃が痛くなってしまった。

「お疲れ様。大変だったでしょう？また月曜日に連絡しますので」

お客さんをホテルまで送った後、俺もついでに家まで送ってもらい、帰宅した。

やっとたどり着いた家にホッとし、そのままソファに倒れこむ。

「つ、つかれた」

どうやらそのまま眠ってしまったようで。

気が付くと、明け方4時。

かろうじてスーツの上だけは脱いでいたようだけど、スラックスは皺くちゃ。

「あーあ・・・」

なんだかぐったりしてしまう。

なんとか気合を入れて部屋着に着替え、水を一杯飲む。

なんとなくそのまま眠ることもできず、パソコンを立ち上げる。

チャットルームをのぞくと、カヨと猫娘が何やら盛り上がっていた。
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表紙・目次

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