遠距離、恋愛。-二人の距離-
ふと気が付くと日付もすっかり変わっていて。
明日の朝も早い事を思い出し、あわてて布団にもぐりこむ。
「面白いけど、難しいんだよ・・・」
彼が大学で研究しているような内容が書かれた本は、その道の勉強をしているわけではない俺にとってはとても難しくて。
思ったよりも進まず、なんだか疲れてしまう。
知らない専門用語で詰まってしまうので、なかなか入りこむこともできなくて。
「まあ、入り込んでしまうと時間を忘れるから、いいのかもな」
誰もいない、暗い部屋のなかにぽつりとつぶやいてみる。
そんな事を考えながら目を閉じると、つかれもあってあっという間に夢の中だった。
翌日、いつも大学へ行く時間に起きて朝食を食べてから、リチャードの宿泊しているホテルへと直接出向く。
時差ボケもあり、少し寝不足気味な彼も朝食を食べ終わったところで、パソコンに向かってなにやら打ち込んでいるところだった。
しばらく二人でコーヒーを飲みながら世間話をしていると、担当者がやってきて。
俺たちを車に乗せ、今日の仕事場へと向かう。
途中、どこかへ寄ることはなかったけど、窓から見える景色を紹介したり、彼が興味があるというお店を見つけたり。
堅苦しくない、接しやすい彼の人柄に俺もすっかり甘えてしまっていたけど、オンとオフだけはかなり意識して切り替えるようにして。
とにかく、しっかりと通訳の仕事を務めた。
明日の朝も早い事を思い出し、あわてて布団にもぐりこむ。
「面白いけど、難しいんだよ・・・」
彼が大学で研究しているような内容が書かれた本は、その道の勉強をしているわけではない俺にとってはとても難しくて。
思ったよりも進まず、なんだか疲れてしまう。
知らない専門用語で詰まってしまうので、なかなか入りこむこともできなくて。
「まあ、入り込んでしまうと時間を忘れるから、いいのかもな」
誰もいない、暗い部屋のなかにぽつりとつぶやいてみる。
そんな事を考えながら目を閉じると、つかれもあってあっという間に夢の中だった。
翌日、いつも大学へ行く時間に起きて朝食を食べてから、リチャードの宿泊しているホテルへと直接出向く。
時差ボケもあり、少し寝不足気味な彼も朝食を食べ終わったところで、パソコンに向かってなにやら打ち込んでいるところだった。
しばらく二人でコーヒーを飲みながら世間話をしていると、担当者がやってきて。
俺たちを車に乗せ、今日の仕事場へと向かう。
途中、どこかへ寄ることはなかったけど、窓から見える景色を紹介したり、彼が興味があるというお店を見つけたり。
堅苦しくない、接しやすい彼の人柄に俺もすっかり甘えてしまっていたけど、オンとオフだけはかなり意識して切り替えるようにして。
とにかく、しっかりと通訳の仕事を務めた。