遠距離、恋愛。-二人の距離-
「中野君、単位がやばいって教授が嘆いてたよ」
「え、まじ?」
名前は何だったか、忘れてしまったけど。
よく俺の周りをうろついている女の子が、俺にノートを貸してほしいとやってきたついでに教えてくれたのは、もうすぐ冬休みに入るって頃で。
あわてて教授のもとへ確認へ行くと、どうやら2つ足りないらしくて。
「どうする、もう一年3年生やるか?」
自分で計算していたはずなのに、どうやら計算間違いで。
去年よりも減らしたはずのバイトだったけど、やはり頑張りすぎたのか。
「あー、もうどうにもなりません?」
ダメもとで聞いてみても、教授は笑ってもう一年頑張れとしか言ってくれなかった。
猫娘>>うっそん、まじ、もう一年3年生?
KOTA>>まじまじ
猫娘>>やばい、うける
モニタの中で、小さな画面に映る猫娘が、眼鏡を指で上げながら大笑いしている。
KOTA>>うざい
猫娘>>いや、KOTAは卒業できるかねぇ?
KOTA>>できるさ。無理なら留学でもするか?
「え、まじ?」
名前は何だったか、忘れてしまったけど。
よく俺の周りをうろついている女の子が、俺にノートを貸してほしいとやってきたついでに教えてくれたのは、もうすぐ冬休みに入るって頃で。
あわてて教授のもとへ確認へ行くと、どうやら2つ足りないらしくて。
「どうする、もう一年3年生やるか?」
自分で計算していたはずなのに、どうやら計算間違いで。
去年よりも減らしたはずのバイトだったけど、やはり頑張りすぎたのか。
「あー、もうどうにもなりません?」
ダメもとで聞いてみても、教授は笑ってもう一年頑張れとしか言ってくれなかった。
猫娘>>うっそん、まじ、もう一年3年生?
KOTA>>まじまじ
猫娘>>やばい、うける
モニタの中で、小さな画面に映る猫娘が、眼鏡を指で上げながら大笑いしている。
KOTA>>うざい
猫娘>>いや、KOTAは卒業できるかねぇ?
KOTA>>できるさ。無理なら留学でもするか?