遠距離、恋愛。-二人の距離-
なんとなく立ち上げたチャットには、いつものメンバーがいて。
ただ、眺めているだけで安心することができた。
猫娘>>最近KOTAみないよね
tomo>>そだねー。またバイトかな?
思い掛けずに自分の名前が会話に出てきて。
びっくりして、思わず画面を食い入るように見てしまった。
でも、これって盗み聞きしているのと同じ???
なんだか申し訳なくなってしまい、思わずパソコンの電源を切ってしまった。
翌日は、親と約束した通り実家へ向かって。
「こーた!もう!どうして顔出さないの!」
「サラ。元気そうで」
玄関を開けるなり、大きな声で俺に文句を言うサラ。
会うたびにきれいになっているようで、妹がどんどん大人の女性になっていくのがなんだか恥ずかしい。
「元気です!ってそうじゃなくて、もっと頻繁に顔を出しなさいよ!」
「バイトが忙しくてね。母さんたちは?」
「お昼ごはんの支度してるよー」
リビングへ入ると、カウンターキッチンで二人仲良く何やら料理している両親を見つけて。
昔から仲の良い二人は、休日になるとこうして二人でキッチンに立っていたことを思い出した。
ただ、眺めているだけで安心することができた。
猫娘>>最近KOTAみないよね
tomo>>そだねー。またバイトかな?
思い掛けずに自分の名前が会話に出てきて。
びっくりして、思わず画面を食い入るように見てしまった。
でも、これって盗み聞きしているのと同じ???
なんだか申し訳なくなってしまい、思わずパソコンの電源を切ってしまった。
翌日は、親と約束した通り実家へ向かって。
「こーた!もう!どうして顔出さないの!」
「サラ。元気そうで」
玄関を開けるなり、大きな声で俺に文句を言うサラ。
会うたびにきれいになっているようで、妹がどんどん大人の女性になっていくのがなんだか恥ずかしい。
「元気です!ってそうじゃなくて、もっと頻繁に顔を出しなさいよ!」
「バイトが忙しくてね。母さんたちは?」
「お昼ごはんの支度してるよー」
リビングへ入ると、カウンターキッチンで二人仲良く何やら料理している両親を見つけて。
昔から仲の良い二人は、休日になるとこうして二人でキッチンに立っていたことを思い出した。