泣き虫の恋
「ねえ、しゅん兄?」
カレの両親が去り、2人きりになってから兄に話しかけた。
「ん?」
兄は心配そうに優衣の顔を見る。
「私、愛されてたんだな、って思って‥」
「うん」
「私、カレを愛してたんだなって思って‥」
「うん」
「私、幸せだよ」
「うん。」
黙って頷いていた兄は優衣の頭をぐしゃっと撫でて、
「あいつも幸せだったよ。」
にこっと微笑んで
「あいつは、いつも言ってた。優衣と付き合えて幸せだって。大好きだって。」
始めて聞く兄からのカレの言葉に、私はまた泣いた。
「俺も、あいつも、ずっと優衣の見方だ。」
強く言った兄はまた優衣の頭をぐしゃっと撫でた。
カレの両親が去り、2人きりになってから兄に話しかけた。
「ん?」
兄は心配そうに優衣の顔を見る。
「私、愛されてたんだな、って思って‥」
「うん」
「私、カレを愛してたんだなって思って‥」
「うん」
「私、幸せだよ」
「うん。」
黙って頷いていた兄は優衣の頭をぐしゃっと撫でて、
「あいつも幸せだったよ。」
にこっと微笑んで
「あいつは、いつも言ってた。優衣と付き合えて幸せだって。大好きだって。」
始めて聞く兄からのカレの言葉に、私はまた泣いた。
「俺も、あいつも、ずっと優衣の見方だ。」
強く言った兄はまた優衣の頭をぐしゃっと撫でた。