子ブタの恋3 ~約束だよ?~
あと少しで、短大も卒業か・・。


―――私の進路は何も決まっていない。


正太郎はというと、高校を卒業してすぐに就職していた。


立派な社会人。


「素敵な女の人、たくさんいるんだろうな・・」


私はボソリと呟いた。


その時、鞄の中で電話が鳴った。


「もしもし?」


「おー、元気にやってる?」


正太郎の声。


私の心に、一瞬で花が咲いた。





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