危険な彼女
「さてと………
早いところ話を聞いてみたいんだけど………


やっぱりこういうことは時間をかけてゆっくり話すべきだと思うんだ」



「まあ、そうなんですかね?」



「だから、ひとまず僕の家…

つまり桜の家に行こうと思ってね」




そう言って、梓さんは窓の外に視線をうつした。

すると、そこには………




………家?


いや、あれだよ。

多分どこぞのハリウッドスターが建てた何かだよ。



………と、いささか錯乱状態の中、奈津は目の前の豪邸を見ていた。
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