危険な彼女
「で、でか………」



まさかとは思っていたが、本当にここだったとは…


そう思いながら、奈津は目の前の豪邸に唖然としていた。



「ふふ、桜の友人が家に上がるだなんて何年ぶりかな…

………ん、出迎えかな?」




そう梓さんが言い、俺は前から来る人影に視線をうつした。



「お兄様〜」



トコトコと走ってくる女の子はとてもかわいらしく見えた。

年は………中学生ぐらいだろうか?
< 166 / 491 >

この作品をシェア

pagetop