危険な彼女
〜夏の恋模様〜
夏の始まり
うだるような夏の日差しが照りつける中、俺は両手に鞄を抱えて歩いていた。
両手に鞄、もちろん片方は桜のである。
「あのよぉ…
鞄くらい自分で持てよぉ…」
「嫌よ、めんどくさい」
――私もめんどくさいです桜さん
俺は相も変わらず桜の言いなりだ。
梓さんにはああ言ったが………
結構きつくないか?これ?
流れる汗を拭きながら、早まった気がしてならない奈津であった。
両手に鞄、もちろん片方は桜のである。
「あのよぉ…
鞄くらい自分で持てよぉ…」
「嫌よ、めんどくさい」
――私もめんどくさいです桜さん
俺は相も変わらず桜の言いなりだ。
梓さんにはああ言ったが………
結構きつくないか?これ?
流れる汗を拭きながら、早まった気がしてならない奈津であった。