危険な彼女
ドンッ!!




奈津は誰かにぶつかり、尻餅をついた。




「ってて………」




奈津は痛みをこらえながら顔を上げた。



するとそこには………




………女神?




神々しいまでに整った顔立ち、清楚な雰囲気、そして気品のある………



まあ、とにかく完璧な女性が目の前に立っていた。




(か、かわいいな…)




頭の中で、性格もいいに違いない、などと勝手な想像をしてみた。





…が、そう思ったのは一瞬。



それが大きな間違い気付かされるのにそう時間はかからなかった。




「服」




彼女はそうつぶやいて奈津を見下ろした。
< 3 / 491 >

この作品をシェア

pagetop