危険な彼女
「私はどうしようかなぁ…」




う〜ん、と亜紀は首をひねり始めた。




そんな亜紀を見ながら、奈津は奈津で亜紀の仕事風景を想像してみた。





亜紀のエプロン姿…




……………




想像して数秒、雑念を払うかのように首をぶんぶんと横に振った。





亜紀のウエイトレス姿…




……………




またしても首を横に振った。




――な、何想像してんだ俺は…




奈津の想像した姿は、どちらも奈津の顔を真っ赤にさせるものだった。



尚且つ、イメージ内の亜紀はニコッと微笑み、天使のような神々しさをまとっていた。
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