お菓子のこころ《詩集》
まなこ
呼び方などどうでも良くて
貴方が自慢したがる諸々のことにも
本当のところは
微塵も興味を持っていないのだけれど
ただ
一言一言を噛み締めて
一生懸命に伝えようとしている
貴方の姿が
瞳が
何故でしょうか
たまらなく
たまらなく
愛しくて
私はいつも
ふんふんと聞いているふりをしては
渇いた心に
輝くそれを焼き付けるべく
ぢっと見つめているのです
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