お菓子のこころ《詩集》
懺悔
あなたの手に
足になれたら良いのに
あなたが受けている痛みすべて
私が抱えることができればいいのに
繋がらない電話を握り締めて
考えることはいつもそんなこと
今日はどんな傷を負ったの
いったい何処で
一人で泣いたの
聞けずにいる質問はいつも
かたく握った手の中にあって
笑顔の裏側で泣くあなたを見ては
貴方を救うことができない私を
私は 責める