Kissシリーズ・「チャラ男とのキス」
「え~。だってキミ、オレのことちゃんと見てくれるし」

「視力は良いわよ?」

「そうじゃなくてさ」

伸びをして、改めて真面目な顔をされると…ちょっと胸にくる。

「外見で人を判断しないっしょ? まともに話を聞いてくれるし、真面目に返事もしてくれる。真っ直ぐにオレを見てくれるキミが好き」

「…って、それってフツーのことじゃない?」

「今じゃ逆に難しいよ。だからこそ、キミが良いんだ」

まあ確かに。

全く接点が無かったワケじゃない。少しぐらいは面識があった。

その間に、アタシの良い点を見つけてくれたのは嬉しいケド…。
< 4 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop