Thank you for...
「リョ~、電話、何てー?」
無表情の私とは対照的なアルコールで上気した笑顔の美里。
私は、残った力で頬を緩め笑顔を作る。
「電波悪いみたいで全然分かんなかった。てか、誰からだったの?」
よくもまぁ、そんなデタラメを言えるもんだと自分に感心してしまう。
そんな私の心に気付かない美里は「アキラさんのせいだー」と電波状況が悪い店を責めた。
由美ネェとアキラさんが「うちじゃねーし」と笑って美里の額を小突く。
そんなやり取りを見ても、
私にはもう
笑う力が残っていなかった。
きっと
美里のキラキラの携帯に
私の元気を吸い取られてしまったんだ
グラスの滴で光るテーブルの上に置かれたそれは、
そう
きっと
周りのいろんなエネルギーを吸い取ってしまうんだ
魔法のキラキラ・・・・・・
そう思おうと、
耳に残った友晴の声を
必死で忘れようと心がもがく。
無表情の私とは対照的なアルコールで上気した笑顔の美里。
私は、残った力で頬を緩め笑顔を作る。
「電波悪いみたいで全然分かんなかった。てか、誰からだったの?」
よくもまぁ、そんなデタラメを言えるもんだと自分に感心してしまう。
そんな私の心に気付かない美里は「アキラさんのせいだー」と電波状況が悪い店を責めた。
由美ネェとアキラさんが「うちじゃねーし」と笑って美里の額を小突く。
そんなやり取りを見ても、
私にはもう
笑う力が残っていなかった。
きっと
美里のキラキラの携帯に
私の元気を吸い取られてしまったんだ
グラスの滴で光るテーブルの上に置かれたそれは、
そう
きっと
周りのいろんなエネルギーを吸い取ってしまうんだ
魔法のキラキラ・・・・・・
そう思おうと、
耳に残った友晴の声を
必死で忘れようと心がもがく。