Thank you for...
「こうしたら喜んでくれるかも、絶対落としたいって普通思うじゃんね」
「……そう、かな」
「かな、じゃなくて、そう。付き合って、お互い腹割って話して、実際はこれが好きとか嬉しいとか嫌いとか知っていくわけ。黙ってても伝わらない、オーケー?」
「…はぁ」
あまり意味が分らないけど。
そんなもんなのかな、って思った。
「嫌われたくないから、とか拒絶されるのが嫌だからって気持ち言わないなら、相手だって分かんねーままじゃん?」
「……」
「それを、「私の事分かってくれない、だから辛い」みたいに言うお前はガキなんだ」
そうなんだ。
私が悪いんだ…。
かばってくれるとは思ってなかったけど、実際否定されるとやっぱり傷つく。
でもさ、黙ってても翔は分ってくれたじゃん?
それってどうなの?
やっぱり、ガキの思う事だからお見通しってだけだったの?
聞きたい。
聞けない。
無言のまま、熱いカップを握り締める。
「何で、そんなに気にかけてくれんの?」
自惚れとも取れる言葉。
でも、聞くのは今しかないと思った。
カップの中から視線を翔に向け、答えを待った。
「……そう、かな」
「かな、じゃなくて、そう。付き合って、お互い腹割って話して、実際はこれが好きとか嬉しいとか嫌いとか知っていくわけ。黙ってても伝わらない、オーケー?」
「…はぁ」
あまり意味が分らないけど。
そんなもんなのかな、って思った。
「嫌われたくないから、とか拒絶されるのが嫌だからって気持ち言わないなら、相手だって分かんねーままじゃん?」
「……」
「それを、「私の事分かってくれない、だから辛い」みたいに言うお前はガキなんだ」
そうなんだ。
私が悪いんだ…。
かばってくれるとは思ってなかったけど、実際否定されるとやっぱり傷つく。
でもさ、黙ってても翔は分ってくれたじゃん?
それってどうなの?
やっぱり、ガキの思う事だからお見通しってだけだったの?
聞きたい。
聞けない。
無言のまま、熱いカップを握り締める。
「何で、そんなに気にかけてくれんの?」
自惚れとも取れる言葉。
でも、聞くのは今しかないと思った。
カップの中から視線を翔に向け、答えを待った。