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「私、ただ宿題教えてもらってただけなんだよ?」
だから何で私が説教受けなきゃいけないの?
少し拗ねたような目で担任を見る。
そんな事はお構いなしに担任は言った。
「昌斗はヤキモチ焼くタイプやんか?
同じクラスやと目に付くし、フラリとあっち行くんちゃうかって
俺がアイツでも心配になるわなぁ…」
担任は若い。
大学卒業して間がない26歳。
うちの高校の出世頭だ。
年が近い事と、比較的モテ系の顔スタイルという事も重なって
クラスの男の子達から絶大な支持を受けている。
だから、よくこうやって自分を重ねたアドバイスをしてきた。
「フラリって…私信用されてないんだね」
目の前を行き交う生徒達を見つめ
私は力なく呟いた。
「リョウは、本音が見えんからよ」
担任は大人の目で私を見つめ、そして優しく頭に手を置く。
ねぇ、先生?
クラス40人中、女子が5人しかいなくて、つまり35人の男の子に囲まれた環境で
彼氏が不安になるのって、私のせいなの?
彼女が別の子だったら、同じ状況でも不安にならないの?
不安になったらキレて刺してもいいの?
だから何で私が説教受けなきゃいけないの?
少し拗ねたような目で担任を見る。
そんな事はお構いなしに担任は言った。
「昌斗はヤキモチ焼くタイプやんか?
同じクラスやと目に付くし、フラリとあっち行くんちゃうかって
俺がアイツでも心配になるわなぁ…」
担任は若い。
大学卒業して間がない26歳。
うちの高校の出世頭だ。
年が近い事と、比較的モテ系の顔スタイルという事も重なって
クラスの男の子達から絶大な支持を受けている。
だから、よくこうやって自分を重ねたアドバイスをしてきた。
「フラリって…私信用されてないんだね」
目の前を行き交う生徒達を見つめ
私は力なく呟いた。
「リョウは、本音が見えんからよ」
担任は大人の目で私を見つめ、そして優しく頭に手を置く。
ねぇ、先生?
クラス40人中、女子が5人しかいなくて、つまり35人の男の子に囲まれた環境で
彼氏が不安になるのって、私のせいなの?
彼女が別の子だったら、同じ状況でも不安にならないの?
不安になったらキレて刺してもいいの?