Thank you for...
「何で受け取るのー?」
何で彼女からの荷物を受け取るの?
今日はクリスマス。
だったら中身はクリスマスプレゼントじゃん!!
叫びたい衝動を必死に押さえ、唇をかみ締める。
「友達からのプレゼントだって」
言葉の端々から嘘がばれない様、翔は笑顔で誤魔化している。
私だって…一生懸命選んだプレゼントがあるのに…。
何で…何でアイツのが先に手に渡るわけ…。
「…マユコって彼女じゃんね」
震える声で責めるように呟く。
何で名前を知ってるかと聞かれたら、言ってしまえばいい。
もう、嘘や誤魔化しは沢山…。
「もう別れて会ってねーし」
翔は私の機嫌を直そうと、必死に笑顔を作ってるのが手に取るように分った。
「じゃぁ、いらないね」
「…でも、中身見たくね?」
…確かに。
気にならないといえば嘘になる。
でも、これを翔に開けさせるのは耐えられなかった。
「貸してっ!」
半ば奪い取るように箱を手に取り、コタツの上で素手でガムテープを剥がした。
力任せに開けた反動で指先に痛みが走る。
痛みと共に溢れ出る血に目もくれず、私は中身を床の上にばら撒いた。
床の上には、タバコの箱と香水、それと封筒が一通。
もう、頭が混乱しすぎて狂ってたんだと思う。
私は真っ先に封筒に手を伸ばすと、中身を開くことなく破り丸める。
だんだんと視界が揺れて、目から涙が溢れ出してるのが自分でも分った。
何なの?
香水なんていらないよ。
あのオンナが贈った香水を毎日嗅ぐなんて耐えれれない。
部屋に置かれるのを見るのもうんざりだ…。
何で彼女からの荷物を受け取るの?
今日はクリスマス。
だったら中身はクリスマスプレゼントじゃん!!
叫びたい衝動を必死に押さえ、唇をかみ締める。
「友達からのプレゼントだって」
言葉の端々から嘘がばれない様、翔は笑顔で誤魔化している。
私だって…一生懸命選んだプレゼントがあるのに…。
何で…何でアイツのが先に手に渡るわけ…。
「…マユコって彼女じゃんね」
震える声で責めるように呟く。
何で名前を知ってるかと聞かれたら、言ってしまえばいい。
もう、嘘や誤魔化しは沢山…。
「もう別れて会ってねーし」
翔は私の機嫌を直そうと、必死に笑顔を作ってるのが手に取るように分った。
「じゃぁ、いらないね」
「…でも、中身見たくね?」
…確かに。
気にならないといえば嘘になる。
でも、これを翔に開けさせるのは耐えられなかった。
「貸してっ!」
半ば奪い取るように箱を手に取り、コタツの上で素手でガムテープを剥がした。
力任せに開けた反動で指先に痛みが走る。
痛みと共に溢れ出る血に目もくれず、私は中身を床の上にばら撒いた。
床の上には、タバコの箱と香水、それと封筒が一通。
もう、頭が混乱しすぎて狂ってたんだと思う。
私は真っ先に封筒に手を伸ばすと、中身を開くことなく破り丸める。
だんだんと視界が揺れて、目から涙が溢れ出してるのが自分でも分った。
何なの?
香水なんていらないよ。
あのオンナが贈った香水を毎日嗅ぐなんて耐えれれない。
部屋に置かれるのを見るのもうんざりだ…。