笑顔の理由
「なんか不思議な子でさあ。
俺の笑った顔がカッコいいねっ
ていっつも言うんだよ。
だから、俺も照れて
笑ってしまうんだよ。」
秋原さんすごいなあ。
そんなこと言う人なんだあ。
「なるほどね〜
だから笑ってたんだね。」
「おう。
そんじゃクラスに戻るわ。」
「うん。じゃあね〜」
「あ、今日一緒に帰るか?」
「うん!!帰る!!」
「わかった。
じゃあチャリ置き場に
集合なあ〜。」
そう言って私に背を向け
手をふりながら執汰は
教室に戻った
笑顔も好きだけど
執汰の大きな背中も好きだなあ。
「一緒に帰れてよかったじゃん。
これこそ幼なじみの特権だね。」
逢紀がまた笑顔に戻った。
「うん!!」
「嬉しい?」
「うん!!」
「ほら、やっぱり笑和は
富永君が好きなんだよ。」
「え?」
「さっき一緒に帰ろうって
言われてニコニコしながら
返事してたし、
富永君の後ろ姿に
見とれていたし、
嬉しいって言っちゃってるし。」
好きなのかな?
焼きもち焼いたり
安心したり
キュンときたり
たぶん好きなのかな?
きっと
私は執汰が好き。
俺の笑った顔がカッコいいねっ
ていっつも言うんだよ。
だから、俺も照れて
笑ってしまうんだよ。」
秋原さんすごいなあ。
そんなこと言う人なんだあ。
「なるほどね〜
だから笑ってたんだね。」
「おう。
そんじゃクラスに戻るわ。」
「うん。じゃあね〜」
「あ、今日一緒に帰るか?」
「うん!!帰る!!」
「わかった。
じゃあチャリ置き場に
集合なあ〜。」
そう言って私に背を向け
手をふりながら執汰は
教室に戻った
笑顔も好きだけど
執汰の大きな背中も好きだなあ。
「一緒に帰れてよかったじゃん。
これこそ幼なじみの特権だね。」
逢紀がまた笑顔に戻った。
「うん!!」
「嬉しい?」
「うん!!」
「ほら、やっぱり笑和は
富永君が好きなんだよ。」
「え?」
「さっき一緒に帰ろうって
言われてニコニコしながら
返事してたし、
富永君の後ろ姿に
見とれていたし、
嬉しいって言っちゃってるし。」
好きなのかな?
焼きもち焼いたり
安心したり
キュンときたり
たぶん好きなのかな?
きっと
私は執汰が好き。