俺の専属マネージャー
「悪くねぇよ。ただ…」
そこまで言って航大は口を閉じた。
「何?」
「七瀬チャン、見学の時と
仮入部の時に来てただろ?」
「だから何?」
「もしかしたら、今日も七瀬チャン来るかもよ?」
確かに…
あいつは見学の時と仮入部の時に来てる。
どれも部活絡みだ。
新入生なら尚更。
今日も来るかもしれない。
……
俺は立ち上がり、カバンを持って
体育館へと向かった。
「さっすが!!恋する男は行動力があるねぇ!!」
「黙れ。」
隣で冷やかしている航大に
蹴をいれてやった。
なんか、うずくまってるけど
置いてこ。