俺の専属マネージャー
どれだけ来てほしくなくても
時間は進む訳で。
あっという間に部活の時間だ。
「はぁ…」
またため息が零れた。
…行くか…
俺は体育館に向かって歩いた。
────
「おらぁ!!1年が見てんだから
タラタラしてんじゃねぇぞ!!」
今、怒鳴っているのは
顧問の田神(タガミ)。
顔はいいのに口が呆れるぐらい悪い。
あの顔で彼女がいない?のは
性格のせいだな…
「おい!!山本!!ボーッとしてんな!!さっさと走れ!!」
「へーい。」
田神に怒鳴られて
俺はフットワークに集中した。