俺の専属マネージャー
「10分休憩ー。」
ぶっ通しで走り続けた後
田神の声が体育館に響いた。
はぁ…
やっと休憩かよ…
1年が居るからって
気合い入れすぎなんだよ。
こっちの気持ちも考えろよ。
俺は汗を拭いて水分を摂ってから
体育館に集まる1年を見た。
この中から、誰か入部するんだよな…
どんな奴が来るんだ?
そう思って1年らしき奴らを観察した。
いかにも上手そうな奴から
モテたいがために
バスケ部に入ると思われる奴までいる。
…ん?
順番に1年を追っていると
明らかに違う奴がいた。
…女?
遠くて顔は見えないけど
制服で分かる。
うちの学校には女バスはないぞ?