願った日々
集合場所に着くとそこに二人の先輩が来ていた。

「先輩、こんにちは~っす。」

「おう、お前ら今日はめずらしくみんな一緒じゃないか。」

「何か俺達みんな同じクラスなんすよ。」

俺達が今話している人は剣道部の3年生の先輩で部長の
永見裕治(ながみゆうじ)先輩で、赤い髪を
綺麗にスポーツ刈りにしていて左耳にピアスを開けている
のが特徴の先輩だ。

それで永見先輩の隣にいる女性(ひと)は同じ剣道部
3年の野村薫(のむらかおる)先輩で、
黒い短い髪の毛で、もみ上げの部分が長いのが特徴だ。

ちなみにこの2人は付き合っている。

「おっ、剣次(けんじ)。お前先に来てたのか。」

裕治先輩と薫先輩の隣にいるのが俺達と同じ2年生で、
裕治先輩の弟の永見剣次(ながみけんじ)だ。

兄弟そろって赤い髪を短くスポ-ツ刈りにしているが剣次のほうが
髪の色が薄く、剣次は裕治先輩とは逆の右耳にピアスを開けている。

「お前等みんなしてC組かよ、俺は就職だからA組だぞ。」

尚林高校はA組が就職組みでB組、C組は進学組み、
D組が専門学校組みと振り分けられている。

「お~勧誘しているか~?」

玄関前の階段を4人の先輩が降りてきた。
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