願った日々

右から、髪を後ろで束ねている人は水島竜平
（みずしまりゅうへい）先輩、

短髪で金色のメッシュを
いれている人が伊藤健太（いとうけんた）先輩、

この2人は女好きなので目を離すと通りかかった生徒を
ナンパしていつも女子の先輩に耳を引っ張られている。

金髪で子供っぽい感じな人がこの高校で弟にしたい
男の子ランキングに２年間１位に選ばれている斎藤和樹
（さいとうかずき）先輩で俺の従兄弟でもある。

身長が１８７cmもあり、真っ黒な短髪を全体的に
流しているのが副部長の松村貴秋（まつむらたかあき）先輩だ。

「こんにちは～っす。」

やっぱりどこへ行っても先輩への挨拶は大切だ。

「お前等遅いぞ！！」

裕治先輩があきれて言う。

「いやぁ、わりぃわりぃ。実はさぁ・・・」

「洸ちゃ～ん、雪ちゃんは元気～？」

「あぁ一樹先輩、こんにちはです。雪ねぇはあいかわらずですよ。」

「洸ちゃんってば、先輩じゃなくて普通にかずちゃんでいいよ～」

「いや、やっぱり学校では先輩で呼ばないと。」

先輩達と俺達がそんな話をしていると今度は女子の先輩たちが
やってきた。