願った日々
「まだまだこれからだぞ!だから我が剣道・・・」

「おい、将人!剣次!裕治を外に連れ出せ!!」

竜平先輩が回収命令をだす。

「わ、わかりました。」

「な、何だ将人、剣次、まだ俺の話は・・」

当然ながら抵抗する。

「ウチと明日やんにまかせとき!!いくで明日やん。」

「お~う。」

2人ともノリノリだ。

何をするのかと見ていれば2人とも裕治先輩に思いっきり
跳び蹴りをかました。

「まみょろもっ」

変な声と共に裕治先輩は壁に叩きつけられ気絶した。

「・・・・・・・」

教室の1年生はみんな引いていた。

「なっ・・・何やっとるんですかー。」

「ん?何って抵抗するから黙らせたんや。」

「黙らせるってこれはちょっとやりすぎでしょ。
薫先輩が怒りますよ・・・」

そう言って後ろを見ると案の定薫先輩はキレていた。

「ミミっ!!明日香っ!!あんた達許さないわよ。」

「あはははは、そんな怒らないでや!かおやん!」

「そうですよ~」

そう言いながら逃げていった。

「あっ、まちなさい!!」

薫先輩は2人の後を追って教室から出た。

気絶した裕治先輩を将人と剣次が連れて行った。

それに続いて3年生の先輩と女子が出て行き、
美恵先輩が俺が変わりに説明しろと言うので部活のことを
いろいろと説明した。

「え~と、・・・・あのみんな、ごめんな!あの人達いつも
あんな感じなんだ。まぁそんなわけでこんな剣道部だけど
よろしく~。」

こうして俺達は話を無理やりまとめ、逃げるように教室を出た。

その後、他の1年生を勧誘しにC組以外のクラスに行った。

裕治先輩がいないので他のクラスでの勧誘はスムーズに進んだ。
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