願った日々
「今の何部?」

「剣道部だって。」

「何か大変そうだな・・」

俺達の出て行った後の1年C組の教室は裕治先輩やミミ先輩達の
せいで目立った剣道部の話をしていた。

「さっきの人たち面白そうだったね。」

「うん、面白そう。」

「えへへへへ、最後の人私のお兄ちゃんだよ。」

雫はみんなに言った。

「え、天地さんお兄ちゃんいるの?」

妹は今日が始業式だというのにもう友達を作っていた。

「いいな~、あーゆうカッコイイお兄ちゃん欲しいなー。」

「今度紹介してよ。」

(う~、お兄ちゃんてばやっぱりもてるんだな~)

「うん、また今度紹介してあげるよ。」

たぶん紹介しないだろう・・・
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