願った日々
(おい、聡司・・・洸の奴まったく気付いてないぞ)

(相変わらずにぶいねぇ、洸は・・・)

「あの、やっぱり俺剣道部に入ってもいいですか?」

「えっ、どうして急に?」

「いや、姉貴が入るなら俺も入ろうかなと・・・」

(嘘だな絶対・・・)

将人と聡司は思った。

「やった、じゃこの紙に名前を書いて後で剣道部の部長、
えっと・・・昨日ここで最初に話していた人に
提出して貰えるかな?」

俺は2人に部活の入部届を渡した。

「よし、2人の勧誘も終わったことだしそろそろ
部活に行こうぜ。」

将人が切り出した。

「あっ、そうそう、将人昨日の罰ゲームの円陣忘れるなよ。」

「あーっ、そういえばそうだった。」

「ちゃんと先輩達や監督には話は通してあるからな。」

そんなことを話しながら俺達は道場に向かった。

その日の練習は将人にとっては地獄だった。
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