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告白
ホームルームが終わり、未羅は教科書をカバンにしまうと、窓の外を見た。
グラウンドには、既に部活を始めてる生徒がいた。


澤下未羅。慶凜高校2年。
サッカー部マネージャー。


『今日も練習6時まで?』

隣のクラスの梨嘉が、教室の入口で叫んでいる。


藍野梨嘉。2年。未羅の中学からの親友。吹奏楽部。


『たぶんね。部活終わったら来るでしょ?』

『うん。それより、永遠先輩とはどう?』


雨咲永遠。3年。サッカー部キャプテン。未羅が片思い中。


『最近は大会の話ばっかだよ。永遠先輩キャプテンで大変だし。じゃあ、また後でね。』

そう言うと、未羅は階段を降りて行ってしまった。



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