βιμε sκу
『何やってんの?』

『なんだ、聖夜かぁ。脅かさないでよ。家に帰るの。聖夜はバイトの帰り?』

『そう。お前んちあっちだろ?』

『公園通るの怖いから、こっちから帰ろうかなって。』

『送ってってやるよ。』

『ほんと?ありがとう。』

『ほら。』

そう言うと、聖夜は手を差し出した。
未羅はそっと聖夜の手を握った。

『ごめんね、聖夜の家逆方向なのに。』

『女の子を1人で帰らせるわけにはいかないからな。』

『いつもよりやさしいじゃん。』

『俺はいつでもやさしいぜ。』





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