βιμε sκу
別れ
3月。
卒業式まであと数日。
永遠との別れが近付いている。

少し早いが、今日は永遠の送別会。

未羅が料理を作り、梨嘉と聖夜は部屋の準備をしていた。

『聖夜、上のお皿取って。』

『了解。』

『やっぱ背高いと便利だね。』

『俺は脚立かよ。ほらよ。』

『脚立より聖夜は全然カッコいいよ。』

『それ褒めてんのか?』

そう言うと、聖夜はトイレに入ってしまった。

『あれ、聖夜は?』

『脚立扱いされて、トイレで泣いてる。』

『はっ?』

『誰が泣いてるって?』

『あっ違った?』

『それよりテーブル動かすの手伝ってよ。』



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