世界で一番嫌いな君へ
「はあ・・・。何でまたこんなに」
普段から整理していないと言うのが一目で分かる残念な景色に、思わず口から零れた本音。
電話で説明して約束を断ると、光ちゃんはこれでもかと言うほど笑って、どんまいだって。
全身の力が抜けて、早くもやる気を失ったのは知らない人が見たって分かると思う。
でもやらないわけにはいかないと、重い体を引き摺って資料室に踏み込む。
と言うかこれっていいの?自分でやらなきゃ駄目なんじゃないの。
あーあ。
先輩が休憩してただけで、今頃また復活してたら恨みますよ・・・先生。