世界で一番嫌いな君へ

効率のいいやり方だったり愚痴だったり、世間話だったり、手よりも沢山口を動かしていたけれど、

空が薄暗くなったのを感じてどちらとも無く黙ってペースを上げた。

無音の空間と言うのは、気が付かなければなんて事はない。

だけどどうしてか私は気が付いてしまった。

そうなると、只のなんて事ない空間が気まずいものに思えたりする。

それか、今はもしかするとチャンスなんじゃないかなんて、訳の分からない自信が沸いたり。

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