End of the transmigration of souls■Ｃhapter１■

●Ｐrologue●

━━━あたしは………
完全なる兵器にも
完全なる人間にもなれなかった
不完全な存在でした。


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あたし……
ちゃんと生きれてたのかな？


何度もさぁ、
死にかけたことはあったよ？
でもさすがに今回は無理かな……。
なんかもう限界みたい…。



止まらない血。
治らない傷。
再生機能の働かない体。



それでもあたしが残しておきたかったモﾉ。
あたしがいなくてもせめてあなた達が寂しさを感じないように…。



ごめんね……フｧﾙｸｽ。
あんたにもう何も教えてあげることができない。
ごめんね……ラｲｱ。
たった今産まれてきたあんたをあたしの手で 抱いてあげることもできない。



神楽…… 。
あたしの最後の頼みを聞いてくれてありがとう……。
あんたのおかげて あたしは人間になる事ができた…。
そんな気がする…。



肉体が滅んでも いつまでも見守ってるから…。
だからお願い………。
悲しまないで…。