End of the transmigration of souls■Chapter1■
うまく逃げ出せた。 アイツの恋愛相談は非常にめんどくさい。初歩的な事からすべてを聞きたがる。だから同性のアンザックに 任せとけばいいの。
それにあたしに聞かれたって困るから。 だって恋愛経験なんてないし。子供の恋しかしたことないし………。



ボフッッ



「……痛ッッ!………すみません」
「よぉ。おチビ。大丈夫かー??」
「おチビって……」
「ちゃんと前見て歩かねーと危ないぞー」
「……悪かったなチビでッッ!」



色々考えてたら人とぶつかった。確かにチビは事実だけど、確かにチビッていつも言われるけど、 初対面の奴に頭ポンポンされながらチビって言われる筋合いはない。しかも丁寧に『お』チビと言うな。



「ってか……、今の奴の軍服………」



ヴァリーフォージは大きく分けると
2つに分割される。
1つは対神族用紋章科学兵器や装備品を生成する科学研究所及び研究員の養成学校。もう1つは対神族用戦闘員を集めた軍事施設及び傭兵学校。



どの部所も決められた制服や軍服があるけど……… 。



「今の軍服…見たことないぞ?」



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