恋と幽霊
男は思う。




行こう。
やっぱり行かなくちゃいけない。


過去のわだかまりを清算するためにも
あの街へ俺は行くべきなんだ。


そして時が止まってしまった心を
再び動かすんだ。



俺は近く新しい一歩を踏み出す。



愛しい人と共に歩む
新しい人生。



そんなときにあの幽霊が
俺の前に現れたのは


何かの啓示なのかもしれない。





人を思いやる心を教えてくれた



人にやさしくする事を教えてくれた



そして



人を愛することを教えてくれた



あの女の子。




あの子が住んでいた街に行って
俺は報告するんだ。



君のおかげで
俺は愛しい人を見つけることができた。

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