先輩が死ぬ時
「先輩ともあろう方が水身自殺ですか」
「ただの水身じゃないわ。月に包まれながら死ぬの。だから夜まで待つわ」

僕等は待った。

今日は満月か。
多分先輩の事だ。満月を選んだのだろう。

せっせと支度をする。

先輩がおもむろにに裸になった時はびっくりした。
先輩いわく、「私の体こそ美よ」と言っていた。またいつものニヤニヤがきたため冷静を繕った。

いざ飛び込もうとした時、ガサガサと音がしたため隠れる事に。
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