They are going out
 悪夢を見た。

 卓球ラケットを持った三島が追いかけてくる。

 あたしはとにかく逃げる。

 そこへ一つの部屋が現れる。

 逃げ込もうとすると白い人がたくさんいて、とりあえず様子を見ることにした。

 すると、部屋の中心に白い人に囲まれた男女がいるのがわかる。

 その男女とは…

 そこで目が覚めた。

 ――もう見なくたって、その二人が誰なのかわかる。

 嗚呼、あの日のことは夢じゃなかったんだ……。

 と、思ったところで三島のゲンコツが落ちてきた。


 「やべぇ、授業中だった…」
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