戦国魂

「異常はなさそうだな。」


1人の鎧を着て、馬に乗ってる男はしゃべる。


「でも・・・さっきまで、ここに2人の変な服着てる者が寝ていまして!!」


もう1人男は少しビクビクした感じで大声を出す。
男は日本史で習った昔の農民が着るような着物を着ていた。
話し方からして、馬に乗ってる男のが身分が上なのであろう。


「・・・敵か??・・・まだ近くにいるかもしれん。探せ!!」


馬に乗ってる男がそう言うと、鎧を着た何人かの男があたりをうろつく。
農民っぽい着物を着ている男は怯えながら馬の後ろに隠れる。


「ふぁ~・・・」


当然俺の前にいた來也が大きなあくびをして動きだす。


「ぁれ??ここどこ!?俺道路で猫を助けて・・・」


俺はヤバイと思い來也の口を手で抑える。
來也は状況が飲み込めず俺の手を剥がそうとし、暴れる。
時はすでに遅し。。。


「そこにおるのは何者だ!!」


馬に乗った男が大声でこちらに叫ぶ。
さすがの來也も暴れるのをやめた。
來也は状況が理解できず、ただ俺を見る。
俺は小声で來也に説明しようとしたとき・・・後ろから長細い刃物が出た。
來也はビックリして逃げようとするが・・・俺らの周りにはたくさんの剣があった。

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