戦国魂


『絶体絶命』


この言葉が今の状況にピッタリであろう。

來也は恐怖と驚きに腰を抜かしてした。
俺も動こうにも足が地面に張り付いたように動かなかった。


「お主等何者じゃ!!」


1人の剣を構えた男が叫ぶが俺らは返事が出来る余裕などなかった。
痺れを切らせた男は剣を振り上げる。


「待て」


馬に乗ってた男が剣を振り上げた男の手を掴む。
そして、來也に近づき耳元で囁く。
來也は恐がりながら首を振っていた。


「・・・城まで運べ!!」


馬に乗ってた男が叫ぶと俺らに剣を向けていた男達が俺らを地面に叩きつける。
來也は逃げようと抵抗して殴られ気を失った。
俺の両手は縄で縛られ、2人の男に引っ張られる。
俺は馬の影に隠れている農民っぽいヤツを見ると、男は「ひっ!!」と声をあげて逃げていった。
睨まれたと勘違いしたのであろう。。。
俺は無理やり引っ張られ森の中を進んで行った。



これから閻魔大王に会うのか。。。

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