戦国魂

「なんか昔の日本みたいだな!!鎧着て日本刀持ってさ!!」


確かに...三途の森は侍が死神代わりなのか??


「侍だったらいいのにさぁ」


來也は少し嬉しそうに話す。


「豊臣秀吉が本当に猿か??とか、徳川家康が狸か??とか、俺個人的に新田が好きなんだよね!!」


來也がそう言うとがたいのいい男は來也を降ろし見る。
正確には見下して睨んでいた。


「お主・・・新田派か??」


低い声で尋ねる男に戸惑いながら來也は頷く。
男は近くにいた他の人に声をかけて「俺はアイツ嫌いだ」と歩いて行ってしまった。
來也はなんで!?って顔をしていた。


「お前もアホだねぇー・・・新田派なんてww」

「今の時代は我らが殿方、佐伯鈎柾様に決まっておるのに!!」

「佐伯鈎柾??」


聞いたことのない名前に首を傾げる來也。
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