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「あ、ごめん。言えないなら無理して言わないで!ただ気になっただけだから。もしかしたら…ライのことと関係…」

『関係ないよ。関係ない…』

あたしは由香里さんの言葉をかき消すように自分に言い聞かせた。

『もう、何とも想ってない…ってかもともと弟っていう存在だったし!ライをそんな風に想ったことないよ』

「そかっ!ごめんね。急に変なこと言って」

『大丈夫!気にしてないよ』

あたしは無理やりつくり笑顔で笑った。

自分でも引きつっているのがわかる。

『じゃあ、そろそろ…』

「うん、じゃあまた明日ね」

『うん、さよなら』

あたしは由香里さんに手を振り、バイト先を出た。

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