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遠くから車のライトがだんだん近づいて来る。

車はあたしの前で止まると、葉挫眞さんがおりてきた。

「こんばんは、乗って?」

葉挫眞さんはそう言うと助手席のドアを開けてくれた。

『ありがとうございます』

そして、あたしは助手席に座り葉挫眞さんは運転席に座った。
「俺、渚のバイト先知らないから教えてくれる?」

『はい。えっと…』

あたしは簡単にバイト先への道を葉挫眞さんに説明すると笑顔でわかったと言ってくれた。


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