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「俺、知ってたんだ。

渚があそこでピアノひいて歌ってること。ずっと前から。

一目惚れだった…

でも、渚はいつも遠くの方を見ながら切なそうに歌う…

きっと大切な人がいるんだ、その人に伝えようと歌っているんだって思った。

だから、思ったんだ。

渚に忘れられない人がいるのは知っていても俺は支えてあげたい。

ずっとそばにいたいんだよ。

これ以上…渚が悲しむのを見るのは…つらい」

葉挫眞さんは真剣な顔であたしに言った。


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