貴方と居た時間。
午後10時。
知佳はバイトを終え、スタッフルームにあるパソコンで勤怠処理をする。
もう一台のパソコンの画面には、店内に設置されたカメラの映像が何分割にも分かれ、映し出されている。
「お疲れ様」
そう言われ振り向くと、啓太が栄養ドリンク片手に立っていた。
「お疲れ様ですっ。」
知佳はドキドキと高鳴る鼓動を抑えられない。
啓太は栄養ドリンクを飲み干すと、パソコンのある机に座り作業を始めた。
「店長…体大丈夫ですか?」
朝から夜遅くまで働いている啓太が、知佳は心配でならなかった。
「ん?大丈夫、大丈夫。もう慣れっこだよ。」
啓太はフッと笑い、知佳の方を向いた。
「高村さんこそ、せっかくのゴールデン・ウィーク、バイトばっかりで大丈夫?疲れない?」
「わ、私は全然平気です!バイトの方が楽しいし。」
「ほんとに?彼氏が寂しがってるんじゃない?」
彼氏―。
知佳には今、彼氏と呼べる存在は居ない。
先々月に四年半付き合ってきた彼氏と別れていた。
そんなとき、啓太に出逢い、啓太に惹かれた。
「彼氏なんて居ませんよ。先々月別れちゃいましたから。」
知佳はバイトを終え、スタッフルームにあるパソコンで勤怠処理をする。
もう一台のパソコンの画面には、店内に設置されたカメラの映像が何分割にも分かれ、映し出されている。
「お疲れ様」
そう言われ振り向くと、啓太が栄養ドリンク片手に立っていた。
「お疲れ様ですっ。」
知佳はドキドキと高鳴る鼓動を抑えられない。
啓太は栄養ドリンクを飲み干すと、パソコンのある机に座り作業を始めた。
「店長…体大丈夫ですか?」
朝から夜遅くまで働いている啓太が、知佳は心配でならなかった。
「ん?大丈夫、大丈夫。もう慣れっこだよ。」
啓太はフッと笑い、知佳の方を向いた。
「高村さんこそ、せっかくのゴールデン・ウィーク、バイトばっかりで大丈夫?疲れない?」
「わ、私は全然平気です!バイトの方が楽しいし。」
「ほんとに?彼氏が寂しがってるんじゃない?」
彼氏―。
知佳には今、彼氏と呼べる存在は居ない。
先々月に四年半付き合ってきた彼氏と別れていた。
そんなとき、啓太に出逢い、啓太に惹かれた。
「彼氏なんて居ませんよ。先々月別れちゃいましたから。」