生徒会には要注意!!~Sの縄張り~
「別に先輩が嫌いなわけじゃないんだ!むしろ大好き!でも…いろんなことがあって…それで、僕…。」
瑞希の頬に一滴の涙がこぼれた。
確かに後悔の涙であることはそこにいる全員にわかった。
海斗はようやく手を離し咲が眠っているベットに近づいていった。
咲は眠っている。
しかし安らかに眠っているのではなく何かに怯え眉間にしわを寄せ時折泣きそうになりながら眠っている。
「海斗先生、附かぬ事をお尋ねしてもよろしいでしょうか。」
如月は淡々と話しかける。