Kissシリーズ・「眠り王子とのキス」
「オレと結婚してくれないか?」
「………はい?」
ぴったりはまった指輪を見ていたあたしは、思わず裏返った声を出してしまった。
「ずっと不安にさせたままなのはイヤだから…。結婚して、側にいれば平気かなって」
真っ赤になった彼から出たのは、予想とは全く違った言葉。
「…別れの言葉じゃなかったの?」
「プロポーズの言葉だよっ! …でも当時、さけられはじめたから、ちょっと不安だったんだけど…」
そりゃ、別れがイヤだったから…。
「で、どう?」
「あっああ…」
返事、今しなきゃダメか。
「………はい?」
ぴったりはまった指輪を見ていたあたしは、思わず裏返った声を出してしまった。
「ずっと不安にさせたままなのはイヤだから…。結婚して、側にいれば平気かなって」
真っ赤になった彼から出たのは、予想とは全く違った言葉。
「…別れの言葉じゃなかったの?」
「プロポーズの言葉だよっ! …でも当時、さけられはじめたから、ちょっと不安だったんだけど…」
そりゃ、別れがイヤだったから…。
「で、どう?」
「あっああ…」
返事、今しなきゃダメか。