銀のメガネ
【恐怖と出会い】
<先輩>
「ねぇ、栞・・・・
渡辺先輩がよんでるよー」
友達の元気のない声がする。
「・・・・断っといて」
「無理だと思うーーー・・・
もう、あきらめて行きなよ?」
「・・・・わかった・・」
このごろ、3年の渡辺先輩に
よく誘われる。
どうやら、あたしのことが
好きらしい・・・。
「あ、何ですか?」
「今日の放課後、空いてる?」
「・・・・何でですか?」
「ちょっと、話があるんだ」
「・・・話、だけですか?」
「うん!!」
「じゃぁ、いきます」
「ありがと☆
第二図書室で
待ってるね!!」
「・・・・はぃ・・・」
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