銀のメガネ
「実はさっ・・・
図書室でレイプされかけた。」
あたしの言葉を聞くなり、
抱きついてきたメグ。
「ごめんね・・・
あたしが言ってこいなんて言ったから」
「そんなことない。
あたしが無防備だったからだよ」
「でも、ごめんね?栞・・・」
まだ抱きつくメグ。
本当に心配してくれているみたい。
「レイプされかけたって・・・
誰かに助けてもらったの?」
あたしの手首を見てそう言った。
ネクタイで縛られた跡が残っていた。
「うん・・・」
「もしかして・・・昨日、電話で
言ってた・・・・福山!!?」
「・・・うん」
メグって勘がいい。
「あああああの!!!?
あの福山がっ!!???!」
「メグ、驚きすぎᒐ」
「だって!!?アイツだよ?
あの福山が・・・??」
「あたしだってびっくりしたよ?」
「とか言いながら、けっこう
落ち着いてますがな!!?」