私は立ち上がってテーブルに出したお茶を女に勢いよくかけた


女は私を見て微笑んだ


「あの女に少しでも育てられた子供は頭に血が登とこんな事でしか気持ちをぶつけれないのね…

可哀相に…」


「出ていけ

女社長さんだかなんだか知らねーけどこの部屋はそんなお偉いさんが来るよーなとこじゃねーよ」

女は黙って私を見た

「早く出て行けよ

一生私の前に現れんな

出てけよ」



女は黙って出て行った




あの女の気持ちがわかるからこそ私は腹がたった

寂しさと
悔しさと
悲しみを乗り越えて未だに納得できない感情の中今の自分がいる事くらい知ってる

認めたくないけどあの女は私に似てるよ

ただ一つだけ違うのは声を出して泣き喚いたか
喚いてないかの違い…


少しだけあの女を羨ましいと思った…
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